朱子語類(しゅしごるい) 【柳川俊之】

南宋の儒学者である朱熹(しゅき・1130~1200)と、その弟子との問答集。

朱熹没後の1270年に黎靖徳によって編纂された。全140巻。

朱熹は孔子を祖とする儒教思想の集大成とも言える朱子学を興した人物であり、その思想は、日本の徳川幕府時代に「読み書きそろばん」と並ぶ素養の一つとして導入されるなど、東アジア世界の文化に大きな影響をもたらした。問答形式による『朱子語類』はまさに朱子学の「必修教科書」として広く普及した。

膨大な巻数や難解な南方口語体の表記などの理由により、これまで実現されていなかった全巻の日本語訳を、20年以上かけて完成させるプロジェクトが2007年に発足した。

なお、横綱白鵬が横綱昇進時の口上で使用した「精神一到」は、『朱子語類』中の一節「陽気発処,金石亦透,精神一到,何事不成(陽気発する処、金石もまた透る。精神一到、何事か成らざらん)」からの引用である。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です